--> 保育園向けICTシステムのおすすめ6選 – 保育士の午睡チェックと記録負担を減らす | icuco (イクコ)

保育園向けICTシステムのおすすめ6選

 

保育園ICTシステム、どれを選べばいいの?

 

保育現場の業務効率化と安全強化を目指してICTシステム導入を決めたものの、どんなサービスを選べばいいのか悩みますよね。

 

ここ数年で、多彩な機能を持ったサービスが次々に展開されています。一見、多くの機能を持つサービスを導入すればいいように思いますが、現場での使い勝手や導入コストなどを考慮しないと、業務効率化は実現しません。

 

今回はおすすめの保育園向けICTシステムを6つ紹介します。あなたの園の課題を整理したうえで、導入目的と必要な機能、園に適したコストやサポート体制を比較しながら、どのサービスを導入するか検討してみましょう。

 

※各サービスの機能等については、2019年12月現在の公式サイトの情報を元にしています。随時機能追加され、サイト内に掲載されていない情報もありますので、詳細は各サービス窓口までお問い合わせください。

 

保育園ICTサービスおすすめ6選

 

1. コドモン

 

2015年のサービス開始から4年、保育園ICTシステムとして導入実績No.1を謳う「コドモン」。豊富な機能群の中から使いたい機能をカスタマイズできるので、園の方針や予算、課題などを考慮しながら、機能拡張してくこともできます。

コドモンは、インターネット環境とPCがあればすぐに利用できる、クラウド型のサービスです。「説明書いらず」を目指し、スマホ世代の若手職員からPCが苦手なベテラン職員まで、現場の先生が簡単に使えるシンプルな操作画面が特徴です。

サポート体制も充実していて、マニュアル、専用サポートサイト、コールセンターが準備されています。そこで集められた声をもとに、毎日のように機能改善が行われています。

 

① 機能

 

② 使いやすさ(操作性)

・専用機器不要のクラウド型サービス(インタネット環境とPCを要準備)。

・入退室管理はICカードとタブレット端末を使用。

・保護者連絡は専用アプリを利用。

 

③ コスト

・初期費用0円〜

※すでに機材やネット環境などが整備され、園側で導入作業を行う場合は初期費用無し。

・月額費用5,000円〜(基本機能利用料、ヘルプデスク利用料、オプション機能利用料)

※オプション機能の申し込み内容によって変動。

 

④ サポート体制

・豊富なマニュアル集

・専用サポートサイト

・コールセンター

 

2.キッズリー

 

きりんマークのかわいいデザインの「キッズリー」は、シンプルで導入しやすいサービスです。保護者向けの「出欠・お迎え管理」機能や、子どもの様子がもっとわかる「連絡帳」や「フォト」機能、非常時も安心な「個別連絡」機能などは、無料アプリをダウンロードするだけで利用できます。

保育園の業務効率化の有料オプションとして、専用タブレットを使用した「登降園管理」や、日誌・指導計画・児童票などの「帳票管理」、保育者のコンディション診断サービス「保育者ケア」があります。

キッズリーは保育ICTサービス「ルクミー」のうち、保育園と保護者のコミュニケーションをメインにした機能が中心にしたサービスです。健康管理のICT化を目指す園には、「ルクミー午睡チェック」や「ルクミー体温計」などの別サービスもあります。

 

①機能

 

② 使いやすさ(操作性)

 

・無料機能は、アプリをダウンロードするだけ。直感的でわかりやすい操作。
・登降園管理には専用タブレットを使用。

③ コスト

 

・無料のキッズリーアプリは、初期費用、月額費用ともに無料。
・有料機能は以下のとおり(税別)。
登降園管理20,000円/月(専用タブレット使用料含む)
帳票管理10,000円/月
保育者ケア200,000円/年

④ サポート体制

 

・詳しい資料あり。導入後は資料をもとに、導入支援担当者よりレクチャーをすることも可能。
・園関係者と保護者、それぞれの問い合わせフォームあり。

 

3.KIDSNAコネクト

 

国内最大級の保育士求人サイト「保育士バンク!」を運営する株式会社ネクストビートが提供している保育園向けのICTシステム「KIDSNAコネクト」。他のICTシステムと異なり、経営目線で、園長業務の効率化に役立つ機能を強化しています。

特に職員の勤怠管理に関する機能が充実しています。ICカードによる出退勤管理から労務管理、必要配置人数を確認しながらのシフト作成、ワークフロー申請など、細かい作業を丁寧にフォローしています。

専用タブレットにはSIMカードが内蔵されているので、導入の際にWi-Fi環境を整備する必要はありません。通信料はリース料に含まれているので、通信コストを気にせずシステムを使えます。

 

① 機能

 

 

② 使いやすさ(操作性)

 

・専用タブレットをリース(SIMカード内蔵)
・園児の登降園管理、職員の出退勤管理にはICカードとカードリーダーを使用。

 

③ コスト

 

・園児の数や規模によって料金が変わるため、窓口にお問い合わせください。

④ サポート体制

 

・導入時には初期設定だけでなく、利用予定の機能に合わせた説明会などを開催。
・導入後もサポートデスクにて対応。

 

4.Hoisys(ホイシス)

 

Hoisysは、40園以上保育園を経営している「ぬくもりのおうち保育園」と共同開発した保育園業務支援システム。

運営者の「管理者目線」と保育士の「現場目線」をもって開発されていて、アレルギーや睡眠管理など現場にとって重要なシステムに注力しています。また、機能追加によるオプション料金を気にしなくていいシンプルな料金体系になっています。

クラウド型サービスなので、使っているパソコンやタブレット、スマートフォンなどをそのまま使って利用できます。無料でお試しもできる点も安心。料金は園児の人数に応じて変わるので、小規模園でも導入しやすいでしょう。

① 機能

 

 

② 使いやすさ(操作性)

 

・専用機器不要のクラウド型サービス(インタネット環境とPCを要準備)。
・登降園は、保護者が画面タッチもしくはQRコードをかざして登録。

 

③ コスト

 

・初期費用:
15,000円(園児5名以下)、40,000円(園児19名以下)、60,000円/月(園児60名以下)、80,000円/月(園児61名以上)
・月額費用:
5,000円/月(園児5名以下)、8,000円/月(園児19名以下)、12,000円/月(園児60名以下)、15,000円/月(園児61名以上)

④ サポート体制

・導入時、訪問での操作方法を案内することも可能。
・日々の運用もサポート。

 

5.Hoic(ホイック)

 

Hoicは、利用頻度の多い業務に注力したサービスです。システムを全利用できるプランと、登降園管理に特化した「Hoic Light」の2つのプランがあり、低コストでICT化を試すことができます。

ICカードによる登降園管理のほか、連絡帳、園との連絡など、保護者にとって嬉しい機能が充実しているので、保護者の理解も得やすいでしょう。写真販売の機能はありませんが、お知らせに写真添付の機能があるので、園での様子を写真付きで連絡することができます。

請求管理や保育計画など、園業務の効率化に役立つ新機能も追加されていて、現場の声を聞きながら日々改善されていっている印象です。保育士求人サイトへの無料掲載や、園のホームページ制作など、周辺業務にも対応しています。

① 機能

 

② 使いやすさ(操作性)

 

・専用機器不要のクラウド型サービス(インタネット環境とPCを要準備)。
・園児の登降園管理、職員の出退勤管理にはICカードとカードリーダーを使用。

 

③ コスト

 

・月額7,000円/園
・Light版(登降園管理のみの利用) 月額4,000円/園
・その他、カードリーダー 35,000~80,000円/台、ICカード 400円/枚(オリジナルカードは800円/枚)

 

④ サポート体制

 

・導入時は、マニュアル用意と、電話やメールなどでサポート。
・移動交通費実費分+30,000円からの料金で、保育データの管理や、現場でのセットアップ、出張サポート、園スタッフへのシステム研修など、要望に応じて対応。

 

6.ChiChiReaff Space(チャイリーフスペース)

 

ChiReaff(チャイリーフ)は「Child Rearing with affection愛情を持って子育てをする」の各単語の頭文字を取った名称。子ども1人1人が自分らしく、のびのびと成長していくことをイメージしているそうです。

そうした思いを込められたこのサービスには、園児一人ひとりの基本情報や発達状況を詳細に登録できる機能があります。「園児カルテ」として、園児の今の発達状況、興味や関心の対象などをグラフや記録で把握できます。

オプションとして、保護者のケータイにアプリを入れていただくことで、保育園からの緊急連絡やお知らせの配信、保護者の遅刻・欠席連絡の受付もできます。

 

①機能

 

② 使いやすさ(操作性)

 

・クラウド型サービス
・園児の登降園管理はタッチパネルを利用
・オプションとして、スマホアプリを通じた保護者と保育士との連絡

 

③ コスト

 

・公式サイトに掲載されていないので、窓口にお問い合わせください

 

④ サポート体制

 

・操作マニュアルあり
・コールセンターで対応

 

まとめ

 

園長業務、園児の発達記録、保護者とのコミュニケーションなど、サービスに込められた思いによって機能の充実度が変わってくるようですね。

たとえば「登降園管理」ひとつとっても、使いやすさや利用プランなどはさまざまです。必要な機能を選択し、操作性とコストを総合的に見ながら検討しましょう。

お試しプランがあるサービスも多いので、気になるサービスについては一度問合せてみてはいかがでしょうか。